Cryptoworksが解説:今回バブルで来るセクター10選

クリプトーワークス,バブル

▽ 要約

● エントリー:BTC/ETH現物ETFに累計545億ドル流入。● インフラ:BTC L2・リステーキング・DAへの投資が加速。● アプリ:DePIN・ソーシャル・Perp DEX・Solanaが波を受ける。

投資家が知りたいのは、今回バブル 来るセクターがどこから始まりどこへ波及するかであり、資金はETFとステーブルが吸い上げ、基盤(BTC L2・リステーキング・DA)へ配分され、最終的にアプリ(DePIN・ソーシャル・ゲーム・デリバティブ)に波が伝わるため、入口→基盤→応用の順でKPIとカタリストを点検する価値がある。

資金の入口—ETFとステーブル

ETFとステーブルが“新規資金の取水口”となったため、価格だけでなく基盤・アプリへの波及が読める。
2025年8月、ビットコインは史上高値圏を更新し(12.4万ドル台)、米BTC現物ETFの累計純流入は9月初で約545億ドルに達した。ETH現物ETFは2024年7月23日に米国で上場し、二大資産への定常フローが確立した。
ステーブルコインは2025年夏に時価総額が過去最高圏(7月時点で2,610億ドル超)となり、8〜9月は2,800億ドル台の報告も出るなどネット発行が続く。決済・与信・担保の基盤通貨として、循環の弾性を高める役割が増している。

BTC/ETH現物ETFの波及

現物ETFは流入が現物買いに直結するため、基盤・応用セクターへ遅行波及する一方、失速局面では逆回転も早い。
観測すべきは①日次純流入(SoSoValue等)②新規口座・年金の受け皿③ボラティリティ低下の有無であり、ETFフローが細れば循環のピークシグナルになりうる。

ステーブルコインのボトムアップ効果

ネット発行が続く間はオンチェーン与信・決済・担保需要が拡大するため、RWAやパーペチュアル市場の原資として効果が波及する。
月間オンチェーン決済額は数兆ドル規模の推計が出ており、規制面(米上院GENIUS法案審議など)の後押しは商用決済の拡張余地を広げる。

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基盤の拡張—リステーキング・DA・BTC L2

セキュリティ共有とデータ可用性の低廉化が進んだため、ロールアップ量産と“下回り”投資が同時進行している。
リステーキングではEigenLayerがメインネット上でAVS拡大とEigenDAの強化を進め、LRT(ether.fi等)経由の利回り多層化が継続する。
データ可用性(DA)はCelestiaが1GBブロックのロードマップとBlobstreamでEVMロールアップを支援、Availは2024年7月にDAメインネットをローンチ済みで、EigenDAはv2で100MB/s級へ到達した。
BTC L2/BTCFiではBabylonのネイティブBTCステーキングが5万5千BTC超の積み上がりを示し、StacksのNakamotoアップグレードで高速化と最終性が強化された。

リステーキング(EigenLayer/LRT)

委任セキュリティの再利用が進むため、AVSの多様化と手数料還元の分配設計が競争軸となる。
監視ポイントは①EigenLayerのTVL・AVS数②LRT(weETH等)の担保利用先③スラッシング規律と集中回避である。

モジュラーDA(Celestia・Avail・EigenDA)

ロールアップの“下回り”コストが下がったため、アプリ固有実装の自由度が増し、マルチロールアップ時代の土台となった。
採用動向と①Blobstream連携②DA料金③ブロックサイズ拡大の実装計画を定点観測したい。

BTC L2・BTCFi(Babylon/Stacks)

BTCを原資とする利回りと担保利用が広がるため、鑑賞主体の投機から実需志向に回帰する。
BTCロックの増勢、Finality Providerの分散度、sBTCの実トラフィックをKPIとする。

応用の拡張—DePIN・ソーシャル・デリバティブ・Solana

AI/通信/ストレージ等のDePINやソーシャル×決済×ミニアプリ、CLOB型Perp DEX、コンシューマー指向のSolanaが、基盤整備の果実を獲得している。
NVIDIAのLeptonによりGPU市場が可視化され、Akash等の分散GPUに追い風が吹く。ソーシャルはTelegramがMAU10億人へ、FarcasterはFrames起点でDAU急増。デリバティブはHyperliquidがPerp市場で独走、8月はDEX全体の月間出来高が1兆ドル超の報告も出た。Solanaは高TPS・低手数料でメメ/消費アプリの中心地として定着している。

DePIN(分散GPU/無線/ストレージ)

計算資源の供給と価格発見が進んだため、AIワークロードのオンチェーン化が前進した。
GPU対応(Blackwell級)の提供可否と稼働率・単価、SLAの担保が評価軸となる。

ソーシャルレイヤー(TON/Telegram・Farcaster)

巨大MAUのTelegramとTONの連携、ならびにFarcasterのインタラクティブUI(Frames)が新規ユーザーの入口となった。
ミニアプリ課金、オンチェーンID、内蔵ウォレットの3点で収益多角化を図る。

オンチェーン・デリバティブ(Perp DEX)

ガスレス×CLOBのUXと流動性寡占が進んだため、日次数十億〜数百億ドル規模の出来高が常態化した。
分散度・清算安全性・価格発見の質を比較する。

Solanaコンシューマーの波

超低手数料の経済圏が続伸したため、メメ・取引ボット・モバイル連携が大量トラフィックを生む。
H1 2025のDEX出来高は累計1兆ドル級の推計もあり、REVやアクティブアドレスと併せて持続性を検証する。

▽ FAQ

Q. ETFの動きはどこで追える?
A. SoSoValueのBTC現物ETF累計は2025-09-02で約545億ドル、ETHは2024-07-23上場の初日売買代金が10.7億ドル。

Q. RWAの牽引役は?
A. BlackRockのBUIDLが約29億ドルに拡大し、2025-06-18にCrypto.comとDeribitで担保採用が発表された。

Q. DePINとAI計算の接点は?
A. NVIDIAのLeptonがGPUマーケットを整備し、AkashがBlackwell対応計画を公表、分散GPUの供給が拡充。

Q. Perp DEXはどれが強い?
A. Hyperliquidが2025-08に日次最大300億ドル、30日出来高約3,880億ドルでDeFiパーペチュアルの主導権。

Q. Solanaの実需指標は?
A. MessariはH1 2025のSolana DEX出来高を約1.2兆ドルと整理、REVや安定稼働も確認されている。

■ まとめ

本サイクルは「ETF・ステーブルの取水口」→「リステーキング/DA/BTC L2の下回り」→「DePIN・ソーシャル・Perp・Solana等の応用」へ順送りで波及する構図であり、各セクターのKPI(フロー、TVL、DA料金、出来高、MAU)を定点観測し、過熱シグナル(フロー細り・出来高減退・寡占集中)に対してはポジション管理を機動化するのが実務的である。

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